武蔵会入会のご案内 / ご登録された皆様へ

武蔵会の理念と目的

     二天一流17代師範 中村天信 の主宰する 二天一流「武蔵会」は、先代荒関師範から伝えられた「肥後伝二天一流」及び「越後伝新免二刀流」を学び、宮本武蔵を玄信を流祖として慶長年間以来連綿と伝承されてきた兵法の伝統を護持すると共に、この優れた兵法(剣の理法)を研究し、その錬磨・精進によって、現代剣道における二刀修練の道を追求し、これを「兵道」と命名して、その普及と発展に努めることを目的としています。

     したがって「武蔵会」の活動は、古流としての伝統文化を継承して次代に伝え残しててゆく古武道の団体としての側面と、その古流の剣理を現代剣道の世界で実践しつつ検証し、二刀を用いた剣道修練法(兵道)を研究して、その普及と発展に努めるという新武道の団体としての両側面を持ち合わせています。(これも、ある意味「二刀流」でしょうか?笑)

     ですから、「武蔵会」の稽古は、木刀を用いた古伝の形稽古のみならず、江戸期以来から行なわれて来た竹刀による二刀の打ち込み稽古法を「新免二刀流」の伝承をもとに復活させ、さらにその技法を現代剣道の稽古の中に取り入れて修練しています。

     これは、武蔵が創始した最強の兵法「二天一流」の真の技法と理法は、古伝の「形」の反復稽古だけで身に付くものではなく、武蔵以後の江戸期における二天一流継承者がしてきたと同じように、形稽古と竹刀稽古を車の両輪として稽古することが必要不可欠であると考えるからです。

     一方、現代剣道の世界においては、現在は一刀が主流であり、二刀の実践者は非常に少ないことから、一部には二刀の剣道を邪道視するむきもあります。「武蔵会」は、こうした中にあって二刀を用いた現代剣道の修練法を研究・開発し、一刀も二刀も同じ剣道であるという観点から現代剣道界における二刀の地位を確立して、現代剣道の理念と目的にかなった正しい二刀剣道の普及と発展にも努力しています。

     「武蔵会」の通常の稽古では、どちらかというと現代剣道における二刀技法の研究と実践がその中心に据えられてはいるために、「武蔵会」は一刀に対抗する二刀剣道技術の習得のみを目的とする「剣道二刀流の会」としてとらえられがちですが、それはあくまで修練の一方法に過ぎず、二刀剣道修練の先に「武蔵会」が目指すものは、武蔵の兵法の飽くなき探求とその伝統の継承、加えて現代剣道の理念と目的の実践であるということをご理解下さい。



    • 参考 1 (宮本武蔵「五輪書」より抜粋)

    •  此(この)一流、二刀と名づくる事 (二刀流の意義)

         武士は、将卒ともに、直(じか)に二刀を腰に付くる役なり、
         此(この)二つの利(二刀の理)を知らしめんために、
         二刀一流(二天一流)と云(いう)なり、

         一流の道(二天一流の道は)、
         初心の者に於て、太刀(たち)・刀(かたな)、両手に持ちて道を志し習ふ、
         実(まこと)の所なり、

         一命を捨つる時は、道具を残さず役に立てず、腰に納めて死する事
         本意にあるべからず、
         然ども(しかれども)、両手に物を持つ事左右ともに自由には叶ひがたし、
         (よって)太刀を片手にて取りならはせん為(ため)なり、

       兵法二刀の利を知る事(兵法の意味)

         此(この)道に於て、太刀(たち)をふり得たる者を、兵法者と世に言伝へたり、
         太刀の徳よりして、世を治め身を治むる事なれば、太刀は兵法の起る処(ところ)なり
         太刀の徳を得ては、一人して十人に必ず勝つ事なり、
         一人にして十人に勝たば、百人にして千人に勝ち、千人にして万人に勝つ、
         然るによって、我が一流の兵法は、一人も万人も同じ事にして
         武士の法を残らず兵法と云(いう)所以(ゆえん)なり、


    • 参考 2 (全日本剣道連盟による「剣道の理念」と「剣道修錬の目的」)

    •  剣道の理念
          剣道は、剣の理法の修練による、人間形成の道である

       剣道修錬の目的
          剣を正しく真剣に学び、技術の向上をはかり、
          心身を錬磨して、旺盛なる気力を養い
          剣道の特性を通じて、礼節をとうとび
          誠を尽くして、常に自己の修養につとめ
          以って 国家、社会を愛して、
          広く文化の発展と人類の平和、繁栄に寄与せんとするものである


会員の種別 〈準会員と正会員〉

     武蔵会の会員制度には、準会員と正会員があります。

     「剣道二刀流の学び方」のページで述べましたように、二刀の修行は、その修行を継続すること自体に大きな困難を伴います。そのためせっかく武蔵会に入会して二刀の修練を始めても、途中で挫折してしまう方が少なくありません。このようなことは、ご本人にとっても、また武蔵会にとっても好ましいことではありません。

     そこで、武蔵会では、「体験入会制度」ともいうべき準会員の制度を設けています。これは武蔵会の正式会員になる前に、武蔵会の二刀技術を一定期間体験的に学んでいただき、その後も継続して修練できるようであれば、あらためて正会員として入会していただくという制度です。

     そして、このウェブサイト(ホームページ)で提供しています「インターネット道場」というシステムも、この準会員制度の一つです。

     従って「インターネット道場」に登録して下さった方は、「武蔵会」の組織の上では「準会員」という位置づけになります。

     また、後述しますが、武蔵会の準会員には上記のインターネット活用型の「インターネット道場会員」とは別に、直接に武蔵会の支部において開催する錬成稽古会に参加して武蔵会の二刀技術を体験し学んでいただく、稽古会参加型の準会員制度も設けており、これを「支部道場会員」と呼んでいます。

     もちろん、「インターネット道場会員」の方が、稽古会に参加して講習を受けることも可能です。

     「インターネット道場会員」と「支部道場会員」の違いについて、別途説明します。


インターネット道場会員と支部道場会員

     武蔵会の準会員制度では、会費を定額制と従量制の2通り設定しています。


      ○定額制会費 ..... 「インターネット道場会員」

       「インターネット道場」の利用登録費がこれに当たります。

       「インターネット道場」の会費は、登録料1千円、年間利用料2千円とし、入会月の翌月1日から起算して1年間が会費有効期間となり、入会時に全額を前納していただきます。また、万一期間途中で退会されても、登録料及び利用料の返金は致しません。

       なお、インターネットサーバーの保守点検等やサイトの更新作業等で「インターネット道場」のコンテンツが利用できない期間が生じることがありますが、その際にもその期間の会費分の返納はありませんので、あらかじめご了承下さい。


      ○従量制会費 ..... 「支部道場会員」

       武蔵会の各支部が開催する講習会や錬成稽古会等に直接参加して二刀を学びたいという方のため会費制度で、「稽古会参加回数券」を媒介とした会費納入方法です。

       これは武蔵会の稽古に参加するための「稽古会参加回数券」を事前に販売し、講習会や錬成稽古会に参加するたびにこの回数券を責任者に提出して稽古に参加するという方式です。「稽古会参加回数券」は、5回券3千円(1年間有効)、10回券5千円(2年間有効)で、各支部において販売しています。

       「稽古会参加回数券」は講習料という考え方ではなく、あくまで準会員のための従量制の会費という考え方です。従って回数券の最小単位が5回券というのは、武蔵会の準会員として二刀技術を学んでいただくためには、少なくとも1年間に5回以上は稽古会に参加していただきたいという思いからですので、参加回数が5回に満たなかったからといって残りの会費分を返還することはありません。どうぞご了承下さい。

       また、あくまで個人それぞれの会費ですので、「稽古会参加回数券」を他人に譲ったり譲られたりしてもご利用できませんのでご注意下さい。

     なお、「インターネット道場会員」の方が、武蔵会の稽古会に参加する場合も、従量制の「稽古会参加回数券」会費制度が適用されます。

     従って、インターネットだけで武蔵会の二刀技術を学びたいという方は、年額2千円(+登録費1千円)の定額会費で「インターネット道場」に利用登録し、インターネットは使わないで、直接に稽古会に参加して指導を受けたいという方は、5回(3千円)若しくは10回(5千円)の「稽古会参加回数券」を購入していただき、更にインターネットも利用しながら稽古会にも参加したいという方は、「インターネット道場」利用登録料+「稽古会参加回数券」購入費の両方を納めていただくということになります。

     複雑な会費制度で申し訳ありませんが、全国どこでも同じように情報を受けられるインターネット上の会員と、地域的な問題で稽古会への参加が限られる支部の会員との間に、会費支払いの不公平感が生じないようにするための配慮ですので、何とぞご了解下さい。

正会員への移行

     武蔵会の準会員である、「インターネット道場会員」、若しくは「支部道場会員」を経て、正会員に移行することが出来ます。

     正会員に移行するためには、次の条件を満たしていることが必要になります。


      ○「インターネット道場会員」の場合

       上記の会員資格を1年以上継続し、その間の情報交換等によって、自らの所属する道場や剣友会等で二刀の稽古が可能な環境と二刀の修練を継続してゆく意志が明確であると判断される人。

       加えて、正会員として入会申請するためには、インターネット上の交流で知り合った正会員1名以上の推薦が必要です。

       すなわち「インターネット道場」の会員として1年以上を経過していても、ROM(掲示板を見るだけの行為)が主体で、積極的なネット上の交流がなかった人は、正会員には移行しにくいということになります。

       また、正会員の推薦を得るためには、やはり紹介者とは最小限の面識があるのが望ましく、そのためにも出来れば一度は武蔵会の各支部が開催する錬成稽古会に参加しておくのが良いと思います。

       いずれ、「インターネット道場」の会員になりましたら、遠慮せずに設けられたネット掲示板システムでどんどん発言し、積極的に他会員との交流を深めてくださるようお願いします。

      ○「支部道場会員」の場合

       最低6回以上の稽古会参加があり、この間の稽古を通して、自らの所属する道場や剣友会等で二刀の稽古が可能な環境と二刀の修練を継続してゆく意志が明確であると判断される人。

       加えて、正会員として入会申請するためには、稽古会等で知り合った正会員1名以上の推薦が必要です。

       次項で詳しく書きますが、はじめて武蔵会の稽古会に参加される場合は、無料体験という制度を設けています。すなわち最初の1回目は「稽古会参加回数券」は必要なく、誰でも無料で体験参加が出来ます。この体験参加によって武蔵会の稽古を続けてゆくことが可能だと思われた方だけ、次回の参加から「稽古会参加回数券」を購入していただくことになります。

       そして、武蔵会の「二天一流剣道形」の要点をおおよそを理解し、現代剣道における二刀繰法の基本を体得するには、最低でも5回程度の稽古会参加が必要ですから、最初の無料体験と合わせて6回以上の稽古会に参加された方を、正会員移行の対象といたします。

       ただし、月に1〜2回程度の武蔵会の稽古に参加しただけでは、なかなか上達は見込めません。武蔵会の稽古で学んだことを自分の所属する道場に持ち帰って実践し、そこで得られた成果や疑問点等を再び武蔵会の稽古に参加して確認するという繰り返しが必要になりますので、正会員を目指す方は、くれぐれも日頃の修練を怠らないように心がけてくださるようお願いします。

稽古会について

     武蔵会の稽古会は、大きく分けて正会員のみを参加対象とする「研修会」と、準会員並びに一般の方の参加が可能な「講習会」「錬成会」があります。


    【研修会】

     「研修会」に関する詳細は、原則として正会員にのみ告知されます。場合によっては、インターネット道場内の「稽古会案内」の掲示板にも掲載されることがありますが、「○○研修会」と銘打った稽古会は、正会員のみが参加対象であることをご了承下さい。


    【講習会】

     一般参加が可能な稽古会のうち「講習会」は、原則として本部が主催します。これは武蔵会の二刀技術の普及発展を目的としたもので、今後全国各地で開催できるようにしてゆきたいと考えています。

     「I-net道場会員」等の皆さんで、自分の住む地域でぜひ講習会を開催して欲しいという場合は、「I-net道場」内の掲示板等でご相談下さい。日程の調整や会場の手配、参加者の募集等の詳細について打合せた上で、出来るだけ開催実現の方向で検討させていただきたいと思います。

     「講習会」への参加費用は、会場費や参加者数等、開催場所の実情によって、その都度決定させていただきます。


    【錬成会】

     「錬成会」は、地域支部が主催して行ないます。現在は東京支部、千葉支部、愛知支部、大阪支部、九州支部が月に1〜2回程度開催しています。

     具体的な開催日時や場所等の詳細は「稽古会案内」の掲示板に「錬成稽古会〔東京〕」のように掲示されます。 (※〔 〕内は開催地ではなく主催支部名です)

     「錬成会」に参加するには、前項で述べたように稽古参加型「支部道場会員」に登録して、「稽古会参加回数券」を購入する必要があります。「稽古会参加回数券」は、各支部が開催する「錬成稽古会」の会場で販売しますので、参加時にお問い合わせ下さい。

     支部主催の「錬成会」では、「体験参加」の制度を設けています。これは、初めて武蔵会の稽古に参加される人に限って、無料で稽古を体験していただこうというものです。二刀用の竹刀や木刀等も会の方でお貸ししますので、通常の剣道の用具のみをご持参の上、どなたでもお気軽に参加して、武蔵会の二刀流を体験してみてください。

     なお、二刀をやってみたいという人ばかりではなく、一刀の立場から対二刀を研究したいという人の「体験参加」も歓迎します。腕に自信のある方は、ぜひ武蔵会の二刀をうち崩すべく「挑戦」してみてください。

     「体験参加」の後に、次回以降の稽古にも継続して参加したいと思われた方は、準会員として「支部道場会員」の登録をして、次回から「稽古会参加回数券」を購入してくださるようお願いします。


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